同じ処理を何度も行う場合、関数にまとめておくと、あとで何度も呼び出して使えるので便利だし、ソースコードもスッキリします。
たとえば、以下の例だと、
def orenotomodachi():
で、関数「orenotomodachi()」を定義。
関数「orenotomodachi()」は、「でてこいジバニャン!」と表示するだけの関数です。
関数で、ジバニャンを3回呼び出したい場合は、関数「orenotomodachi()」を3回実行してあげればよい、という具合です。
引数(ひきすう)
関数は、外部から値を受け取る「引数(ひきすう)」と、外部に値を返せる「返り値(かえりち)」を使うことができます。
以下は引数の例で、関数orenotomodachiに「ジバニャン」という値を渡して、aに「ジバニャン」が代入されて、その結果、print(a)は、「ジバニャン」となります。
また、引数には、複数の値を渡すこともできます。
下記の例は、
・おれのともだち
・でてこいジバニャン
・妖怪メダルセットオン!
という、3つの文字列を引数として渡して、全部足し算した結果を表示しています。
上記は文字列が結合されて表示されている感じですが、数値を渡すと、演算して答えを返してくれます。
1と2と3を渡した場合は、6が返ってきます。
以下のような感じです。
返り値(かえりち)
引数とは逆に、外部に値を返せるのが「返り値(かえりち)」になります。
返り血ではないのでご注意を(笑)
下記は単純な例で、aに777を代入する関数kaerichiを、変数bに代入→printしています。
関数の処理の中に、returnを入れると、その後ろの値を関数の外部に渡すことができます。
実際にprintしてみると、関数の外部に値(777)を渡すことができています。
ちなみに、引数と返り値をあわせて使うこともできます。
上記の場合、
関数kaerichi(a,b)は、aとbを足し算した答えを返り値cとして返す関数です。
result1は、kaerichiに1と2を渡していて、result2は、kaerichiに3と4を渡しています。
その結果、
result1は1+2=3がprintされ、
result2は3+4=7がprintされます。
なお、返り値は1つしか設定できないですが、タプル等、複数の値を入れることができる器を使えば複数の値を返り値として得ることができます。
下記の例はkaerichiにaとbの引数を渡したら、返り値として、aとbを足した数字と、aとbをかけた数字をタプルとして返してくれるようになっています。
まだあまり実感ないですが、引数と返り値の考え方を身に付けておけば、関数をより上手く使えるようになるそうです。