Pythonの長所のひとつとして、「引数の柔軟な取り扱い」があります。
今日は、引数について勉強します。
引数の指定方法
Pythonでは、関数側で受け取る引数を「仮引数(かりひきすう)」と言います。
逆に、関数を呼び出すときに渡す引数を「実引数(じつひきすう)」と言います。
下記の例では、a,b,cという仮引数の変数名を、実際に呼び出す際にb,c,aと順番を入れ替えてますが、関数で定義しているとおりに計算結果が表示されます。
また、仮引数にはデフォルト値を設定することができます。
仮引数にデフォルト値を設定した場合、実引数を省略することが可能です。
下記の例では、変数bには3というデフォルト値を指定していますので、kansu2を呼び出す際に、変数bの指定を省略すると、デフォルトの3が入って計算されます。(下記の例だと7+3=10)
一方、kansu2を呼び出す際に、変数bを省略せずに指定すると、指定した数字で計算が行われます。(上記の例だと7+10=17)
引数をタプルや辞書で扱う
関数で使う引数を、タプルや辞書を使うことで、引数をまとめて扱うことができます。
仮引数の変数の前に、「*」を付けると、タプルとして扱うことができます。
上記の例では、タプルとして、
(‘か’, ‘め’, ‘は’, ‘め’, ‘波ッッッッ’)
と、文字が入っていて、.join(a)で、文字を結合して最後に「!」を付けてプリントしています。
なお、上記は変数の前に「*」を付けてタプルとしましたが、「**」を付けると辞書として扱うことができます。
上記の例では、「**」を付けたので、変数aは辞書になります。
print(a)で中身を表示する際、実引数として、a=1,b=2,c=3、と引数を渡すと、aとbとcというキーに対応して、1,2,3という数字が入っている、という辞書が出来上がっているのが分かります。
今日は上記のような引数の扱いについて勉強しました。
まだまだ、各パーツパーツを勉強しているところなので、具体的に今日学んだことが今後どう活かされてくるのか、いまいちまだわかりませんが、取り急ぎ基礎をひととおり勉強できるよう進めていきたいと思います。